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ワタクシ的韓ドラ名作・名俳優

「秘密の女」やっぱり見ちゃう愛憎・復讐劇。主役よりも悪役に注目

現在、絶賛視聴中の「秘密の女」。KBS Worldで水曜日と木曜日に放送しております。ドラマのそこかしこに、そんなアホなってなるポイントが満載、絶対にあり得ないと思いながらも、なぜかハマって見ております。これが、愛憎・復讐ドラマの沼に落ちた女の、「中毒症状」でございますね?

壮絶な復讐劇をスカパーで

あらすじ

財閥家に嫁いだギョウルは、夫と、彼の不倫相手であるエラの企みで、失明した上に植物人間となり、実の子供とも離れ離れにされてしまいます。そんなギョウルが、何ということでしょう(ビフォーアフターチックにお願いします)、まったく別の女性であるセリンと魂が入れ替わってしまうのです。見た目がセリンになったギョウルが、自分や自分の家族を不幸に陥れたエラと夫に、凄絶な復讐を仕掛けるという、復讐ドラマの王道をいく物語です、はい。

登場人物

それでは、ここで主要キャストを紹介しておきましょうかね。

チョン・ギョウル / オ・セリン(チェ・ユニョン / シン・ゴウン)

財閥家に嫁ぎ、幸せな結婚をした女性かとおもいきや、夫とその不倫相手のエラに父親の命を奪われ、自分も植物人間にされ、寝たきりの状態に。しかし、セリンと自分の魂が入れ替わり、動けるようになったことで奮起し、セリンの身体を借りた状態で、夫やエラに復讐を開始するのでした。※ややこしいかもですが、顔だけで言いますと、上がセリン・下がギョウルです。ドラマでは、ギョウルの魂を持ったセリンが、ストーリーの中心となります。

チュ・エラ(イ・チェヨン)

ギョウルの夫の不倫相手。仕事もでき、頭の良い女性ですが、財閥家の妻の座を狙っていて、そのために凶悪な計画を次々と考え、実行します。人に知られたくない過去があり、本当の正体は隠しています。単なる金持ち狙いの女性かと思われますが、実は彼女にも、恨みを募らせる人間が存在し、壮絶な復讐計画を心に秘めているのでした。

ソ・テヤン(イ・ソンホ)

ギョウルの恋人であり、セリンの愛する男性でもあります。ギョウルとセリンの魂が入れ替わったことで、男女3人の関係は複雑な事情に陥りますが、セリンの顔をしていても、心の優しいギョウルだけを愛しています。エラのせいで濡れ衣を着せられ、刑務所に服役していた過去があるテヤンにとっても、エラは憎き人物。

ナム・ユジン(ハン・ギウン)

ギョウルの夫で、財閥家の跡取り息子。優柔不断な上に頭も悪く、いわゆるチャラ男です。自分では何も決められず、会社でも私生活でも不倫相手のエラの言いなり。妻のギョウルを裏切っていることに罪悪感も無く、誰が見てもクズ男の韓国代表って感じです。財閥家の息子のキャラとしては、よくあるパターンですな。

チョン・ヨンジュン(イ・ウニョン)

ギョウルの兄。ギョウルが、セリンと魂が入れ替わっていることに最初に気づき、ギョウルの復讐を手助けします。家族思いで男気があり、誰からも信頼される、頭の良い男性です。切れ長の目がなかなか素敵(私の好みはどうでも良かった)。

秘密の女のここが有り得ない

こういうドラマにはありがちですが、「いくらなんでもそれは無茶だ」と思えることが、シレっとまかり通ったり、わざとらしい嘘にあっさり警察が騙されたり、「秘密の女」はそんなシーンの宝庫と言えましょう。「あり得ね〜んだよ、まったく」という、私の心の叫びをぜひお聞きくださいませ。

いくらなんでもやり過ぎだろ

最強悪女のエラは、自分の計画に邪魔な人間が現れると、「なら、やってしまいましょう」とばかり、次々と人に危害を加えたり、最悪の場合は命を奪ってしまったり、どこまでいっても、その凶悪さは留まることを知りませぬ。自分の手は汚さず、他の誰かにやらせる悪知恵と、常識ではあり得ない極悪ぶりが「これが韓ドラよね」と、気づけば納得しているワタクシ、ここにあり。

なぜかエラはお金持ってる

悪巧みを他人に委ねるとなれば、それ相応のお金が必要ですので、エラのお財布事情が気になるところ。悪いことばかりを繰り返していると、時にはそれをネタにゆすられてしまい、高額なお金を要求されることも。極悪計画を達成するまでの出費はただならぬ金額と見ましたが、いったいなぜエラは、あんなにお金を持っているのか?まあ、なんと言っても不倫相手は財閥の一員。「なんとかしてくれない?」なんて感じで、ちゃっかり用意させたりして、要領の良さにも極悪ぶりが見え隠れしております。

極悪探偵はどこで雇う?

この手のドラマには必ずいる「極悪探偵」・あるいは、悪いことならお任せくださいって感じの「何でも屋」とでも言いましょうか。彼らにとって、尾行や誘拐などはお手のものです。そんな悪い輩を、いったいどうやって探し当てるのか。エラのような極悪女は、口の硬い極悪男を見つけるのも上手なようで、これが「類は友を呼ぶ」ってヤツですね(違うよね)。

セリンのわがままぶりは宇宙レベル

セリンの、身勝手で自己中な性格は宇宙一と言えます。テヤンがギョウルを愛していると知るや、自分は勝手に好きになっただけなのに、「大切な人を奪われた」と、ギョウルを逆恨み。何かにつけイライラしやすく、思い通りにならないとキーキー声で怒鳴りまくるため、ドラマ視聴者にストレスを与えているとしか思えませぬ。早く改心させ、静かで良い人にしてくれることを祈っております、作家さま。

みんなの心が真っ直ぐ過ぎる

「秘密の女」は、別々の人間の魂が入れ替わるという、なんとも幻想的で、愛憎・復讐ドラマには不似合いな、不思議な世界観が入り混じっております。過去の作品には、整形で互いの顔を入れ替えたってのはありましたが、こういうのは珍しいですぞ。もっと不思議ちゃんなのは、こんな世にも奇妙な物語を「話は理解したわ」とか「なんだか嘘のようだけど、だから愛着を感じたのね」とか、すんなり信じる家族の真っすぐさ。なんですか、これは。もしかしてファンタジーですか?と問いたいワタクシ。

どうなる、復讐の行方

ギョウルの復讐ストーリーだけでなく、この後はエラの復讐にまつわる展開もありそうで、最終的にどうなるのか、非常に気になります。

ギョウルの今後予想

恋人のテヤンや、兄のヨンジュンと協力し合いながら、エラやユジンへの復讐を着実に実行していくと思われます。ところで、昨年末のKBS演技大賞では優秀演技賞を受賞した、主役を演じるチェ・ユニョンですが、どうも私の心に彼女の演技が響きませぬ。一昨年の演技大賞で優秀演技賞を受賞した、「黄金の仮面」のチャ・イェリョンもそうでしたが、どちらも、演技が綺麗過ぎるというか、強く人を憎むという気持ちが、今いち伝わってこないんですよね。好みや相性もあるのかなあ。

エラの今後予想

彼女がユジンに近づいたのは、財閥家の嫁に君臨するためでなく、ユジンの祖父への復讐が目的だったというのは、意外な事実でした。エラには、まだまだ知られていない過去があるようで、ギョウルの復讐との絡みで、どんな結末を迎えるのか、非常に気になります。そして、ここまで読んでいただいてわかったと思うのですが、私はこのドラマに於きましては、断然エラに注目しております。なんつったってイ・チェヨンはやっぱすごい。大げさなくらいの笑いや怒りや涙の演技が、こういうドラマを観る人の心をわしづかみにするのですよ。ヒールを演じる女優として、あっぱれとしか言いようがありませぬ、

後半がますます楽しみ

全103話の74話まで見終わり、この後がますます楽しみな「秘密の女」。全部見終わっていないのに、ワタクシ的名作として記事にしてしまいましたが、そこはお許しを。ちなみに、秘密の女はいったい誰のことなのでしょう。ギョウル?それともエラですか?どちらも秘密を抱えて、復讐街道まっしぐらですよね。復讐がどんな結末を迎え、ギョウルとエラがどこにたどり着くのか。また、セリンと入れ替わってしまった魂は、元の状態に戻るのか。そして、そうなった時、テヤンは今までと変わらず、ギョウルを愛することができるのか。気になることばかりですな。


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ちぇみちぇみ

ちぇみちぇみ

私が韓国ドラマを見る理由・それはそこに韓国ドラマがあるから…なんちて。韓国ドラマ好きの人たちと、お茶しながら韓ドラの話で盛り上がりたい。キム・ナムギルが好き。最近はパク・ソンフンも好き。

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