みなさん、ずっと更新できてなかったこのブログですが、やっと…やっと…やっと!更新できるようになりました。新しいパソコンを購入したのですが、なんとなんと!サックサク行くではないですか(涙)。こんなに快適なブログ更新はいつぶりのことやら(自然と遠い目になってしまう)。韓ドラネタと60代ネタ、これからは定期的に更新していきたいと思います!

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※やまだ…は本名です^ ^;
この記事の内容
母親がグループホームに入所して
昨年12月、同居していた母親が、グループホームに入所しました。
その日は突然やってきた
昨年12月の中頃だったか、姉からLINEがきて、母親の入所先として順番待ちしてた施設に空きが出たと。人気の施設だったし、待機人数からしても、1年や2年では空きが出ないだろうと踏んでたんです。でもまあ、うちの母親の状態なら、待ってる間は家族で面倒見ればなんとか大丈夫か…なんて思って、のんきに待ってたのに、いろんな偶然が重なって、予想以上に早く空きが出たんでございます。
まだ大丈夫じゃないの?って思わないでもないが
うちの母って、要介護1ってやつで、ひとりで留守番もなんとなくできてたし、買い物も行ってたし、なんならご飯のしたくもしてました。パっと見、まだまだ介護施設なんて入所しなくて良くね?って思われそうですが、日中、家族がそれぞれ仕事に行ってる時、ちょっとした事件は起きてました。。
郵便物どこ行った事件
通販で買い物した品物や、大事なお知らせが届く予定だったはずなのに、待てど暮らせど届かない…ってわけで、留守番係の母親に聞いてみるのですが、本人は「届いてない」と言います。しかし配送先や送付先に確認すると、とっくに発送(もしくは郵送)されてるわけです。けっこう重要なお手紙や請求書が紛失し、後で大変な目にあったりしてたのでした。
炎天下の外に締め出される(出されてないんだが)事件
母が、自分が庭で育てている花の様子を見に行き、ちょこちょこっと世話をした後、家に入ろうとしたらドアに鍵がかかっている。家にいた孫たちが、自分が外に出たことを知らず、鍵をかけて外出してしまったんだと思った母。どうしたら良いかわからず、暑い真夏の庭先で、地面の上に座り込んで頭を抱えていたら、それに気づいたお向かいの家のご主人、母が毎週通っているデイサービスの事業所に連絡してくれ、連絡を受けた事業所から、更に姉に連絡が行き、そして姉は鍵屋さんを手配、なんとか玄関の鍵を開けてもらえたのでした…が、無事家に入れた母は、茶の間でのんきにテレビを見ている長男を見て愕然とします。「あれ?アンタいたの!?」「俺さっきからずっといたけど」となり、チャンチャンって感じだったのでした。いちど家から出ると、中に誰がいたかってことも忘れちゃうみたいで。私と姉が、ひとりで置いておくのは心配だなって思ったのは、この出来事がいちばん大きかったです。
押し入れから、どんぶり入りのご飯
ある日、母親の部屋の押し入れでものを探していたら、なんと中から、2つのどんぶりにてんこ盛りのご飯を発見!何日そこにあったのか、カビも生えてるし、シェーって感じでしたよ。母親に聞くと、押し入れにご飯をしまったことは忘れてましたが、どうしてなのかは、自分ではなんとなくわかってるようでした。その頃はまだ、ご飯を炊いたりしていた母なので、炊飯予約なんかもしてたのですが、失敗することが増えてたらしく。お米を研いで炊飯器にセットしたまでは良いけど、炊飯ボタンは押さず、保温状態のまま放置して、なんとも言えないご飯が出来上がってるという…。私に怒られると思って、炊くのに失敗したご飯はどんぶりに入れ、押し入れに隠してたみたいなのです。
お金の計算ができなくなってる
うちには家計費を入れてるお財布があって、母はいつもそれを持って買い物に行ってましたが、「買い物に行こうと思ったら、財布が空っぽだったから、私が1万円入れておいたよ」と言うのです。その2日くらい前にも1万円ほど入れていて、そのあと、誰も買い物に行ってませんから、お金が入ってないってわけはないのです。「お母さん、何か買ったんじゃないの?」と聞いても、買ったのか買ってないのかも、もう覚えていない状態で、「でも、使ったとしたら私だろうし、私が追加でお金を入れておくのはいいんじゃない?」という、なんとも短絡的な思考。。町内会の役員の人が1年分の会費を集めに来たりするので、そんなのを払ったりしたのか、それとも…。とにかく、払ったことは綺麗さっぱり忘れてしまうという。。
その他いろいろあって…
そんなこんなで、いろいろあり、姉とも相談して、良さそうな介護施設を探していたのです。予算的にも環境的にも、すごく良いところがあり、姉がそこに連絡してみたところ、なんと2部屋も空きがありました。その2週間後、私が会社を休めたので、二人で行ってみたところ、2部屋とももう埋まっていました(ガーン)。埋まってただけでなく、更に待機者が7名増えたって言うではありませんか。そりゃそうですよね。空いてたことが奇跡なのに、2週間も経っちゃったんですから。その時、かなり待つだろうなあって思いながらも、申し込みをして、いわゆる待機者列に並んだという状況の私たちだったのでした。
母親を誰かにお願いするという選択
知人のお父さんが認知症になった時、施設が見つからなくて大変だったのを見ていたので、早めに申し込んでおかなければって思ってました。その頃の母親なら、留守番もなんとかできていたけど、絶対に介護が必要だ!っていう状態になってから施設を探しても、すぐ見つからないですからね。家族はみんな仕事に行かなくてはならないので、母親の面倒を誰が見るか…で、悩むはず。家族として薄情に思う人もいるかもですが、私たちは、誰かにお願いする方法を選択しました。
ある日突然、見つかったグループホーム
さて、姉からきたLINEの「施設に空きが出た」という内容に、驚きの私だったのですが、申し込んでいた施設の人が「うちの系列のグループホームで良ければ、入居するはずだった人がキャンセルをして、空きが出ている」と教えてくれたんだそうです。姉がすぐ見学に行って、スタッフの方に話を聞き、ここならいいと確信して、申し込みをすることになったのでした。最初に目をつけていたところよりも新しく、綺麗で清潔でした(その分、ちょっとだけ高いのですが…)。私も見学に行ってみて気に入りましたし、なんと我が家から歩いて行ける距離だったので、これは入居しない理由はないだろうと。
涙ながらに感謝の言葉を伝える母
うちの母親は、軽い認知症を患っているとわかってからは「どこでも良さそうな施設があったら、私をそこに入れていいからね」と言っていました。家族に迷惑かけられないって思っていたようです。でも、いざ入所が決まると、「この家に住んでる時は本当に幸せだった」とか「あんたたちにも本当に良くしてもらった、ありがとう」と、毎晩涙ながらに語ってました。「費用は大丈夫なの?あんたたちにお金の迷惑かけるなら、入所できない」とも言ってましたが、姉がうまくとりなして、入所してもらうことになったのでした。
グループホームってそんな感じなんだ
母親が入所して、私が驚いたのは、入所した後は家には戻れないってことです。簡単に考えていた私は、時々家に連れ帰って泊まっていったりできるものだと思ってたのです。でも、いちど家に戻ると、施設に帰りたくないという人も多いそうで、外泊はできないことになってたのでした。面会に行ったとしても30分までだし、えーそうなんだーって思いながら、なんだか可哀そうなことをしてしまったようで、自己嫌悪に陥る私。。でも、自分の決断を間違っていたとは思いたくないし、母が施設に入所してから、心配なことが減ったのは確かです。
安心をお金で買うって言い方は悪いけど
うちの母親って、進行はけっこう緩やかで、要介護1と認定されてからけっこう経ちますが、今も要介護1です。何も知らない人が見れば「ちょっと物忘れが増えただけの高齢者」って思うかもです。親戚のおばさんからも電話がきて「そんな所に入るような感じじゃなかった。可哀そうに」と言われて、そこを納得させるのが大変だったのですが、私と姉は安心して毎日過ごすことができるのが、いちばん良かったと思っています。姉は「こういう言い方は良くないけど、安心をお金で買ったって思ってる」と言っています。
現在の母親は…
先日も母の面会に行ってきましたが、それほど症状が進んでいるようではなく、普通に会話ができました。でも、時々、「ん?」って思うような、とんちんかんなことを言ってきたりします。施設に入所する直前まで、私や私の息子たちと一緒に住んでいたことも忘れて、田舎に住んでいた時の家から、施設に引っ越したと思っているみたいで。でも、急に記憶が戻って、普通のことを話し始めたりもします。今のところは、私たちがそれに合わせて話していればいいので、特に困ることもありません。ひとりでなんでもできている方で、施設でも手のかからない人だと思われているようです。
薄情な娘ですが…
…というわけで、母が家からいなくなって5か月が経ちました。私と姉は1か月に1回しか面会に行かず、そのほかに姪っ子たちが月1で面会に行っています。私の息子たちは恥ずかしいのか何なのか、面会に行こうとしません。もっと面会に行ってもよいのでは…と思いながら、私の気持ちが、なかなか行こうっていう気持ちにならないのも正直なところで。。昔から、私のこの親に対するドライというか、冷めた感情って何だろうって思ったりします。母親が施設に入所したばかりの時も、同居していた家族がいなくなった寂しさよりも、開放感が勝ってしまって、なんだかすごく暮らしやすさを感じてしまったし。でもしょうがない。自分に嘘はつけないというか、無理のない距離感を保っていたいという感じです。親不孝な娘で、本当に母には申し訳ない気持ち。